2-3月頃、寒波などの後に急激に発生が増加することがあります。
例年発生がみられる地域では茶園をよく見回り、初発状況を早期に確認しましょう。スポット状に発病がみられる場合は早急に防除に努めることが発生拡大と被害を防ぐポイントです。
秋冬期にハダニやチャトゲコナジラミ防除にマシン油剤を散布すると、散布時期によっては発生が助長されることがあります。注意しましょう。
【 発病条件と被害 】
晩秋から早春に発生。傷口から感染し、強い風雨、整枝等で伝染。
寒害・霜害により発生が助長。
幼木や弱い品種では、台風襲来時にも発生。
発生の予測が困難。
【 耕種的防除 】
発生園では一番茶後に中切りや深刈りによって病葉、病枝条を切除し、伝染源を少なくする。幼木園では防風ネット等を設置し、強風から守る。
適切な施肥管理。
常発園では耐病性品種の導入を検討する。
【 防除時期と注意点】
12~3月
秋整枝後
春整枝後
秋台風・春季節風襲来直前直後
初発生を認めたら直ちに防除。