1. 野菜の病害と防除
  2. すいか
  3. 病害防除のポイント
すいかの病害防除のポイント
すいかの病害防除のポイント

露地栽培、トンネル早熟栽培では、定植2~3週間後から梅雨後半が要注意

定植2~3週間以降、梅雨の6月中旬から多湿条件になると、炭疽病、つる枯病が発生します。
梅雨後半に雨が続くと、激しくまん延します。

「(つる枯病・炭疽病)僕たちジメジメした気候が好き!」梅雨時期にはダコニール1000を雨の前に散布 僕たちジメジメした気候が好き 梅雨時期にはダコニール1000を雨の前に散布 葉裏には薬液がかかりにくいので十分量をていねいに散布しよう 葉裏には薬液がかかりにくいので十分量をていねいに散布しよう
対策

定植2~3週間後から同時防除を開始しましょう。天候に注意して、雨の前にダコニール1000を散布してください。
梅雨後半は、しっかり防除しましょう。

虎の巻

重要病害である炭疽病、つる枯病を発病させない工夫

つる枯病は主に茎葉に発病しますが、多発すると果実の品質低下や株の枯死を招きます。炭疽病は病勢進展が極めて速く発病好適条件がそろうと収穫困難となります。発病後の防除は難しいため、発病させないよう注意が必要です。感染圧に応じて薬剤の散布間隔を短くしたり、敷き藁で雨の飛散を防いだり、不要な側枝を除去して通風、採光を図ったりするなど、発病を抑えるさまざまな工夫も有効です。

すいかを発病させない為の工夫:敷き藁、採光、除去

促成栽培、半促成栽培では、定植頃と栽培中後期が要注意

定植後から、炭疽病が発生します。果実にも発生し、潜伏期間が長く、病徴進展が早いので注意しましょう。

炭疽病 急激に拡大!潜伏期間が長い!

栽培中後期の果実肥大時期に雨が続くと、つる枯病が多発することがあります。

つる枯病 雨が続くと多発する!どの作型でも発生
発病後の防除は難しいぞ。発病させない予防が基本!
対策

炭疽病は定植時から、つる枯病は栽培中期からが要注意。
ダコニール1000を予防散布しましょう。

炭疽病、つる枯れ病は、収穫・品質低下を招くんだね。 炭疽病、つる枯れ病は、収穫・品質低下を招くんだね。