トマト・ミニトマトの病害防除のポイント
  • ● ダコニール1000は、疫病や葉かび病など、防除の難しい病害に対して優れた防除効果を示すほか、 すすかび病、輪紋病、灰色かび病、うどんこ病、炭疽病との同時防除が可能です。
  • ● トマトでは、土壌灌注処理により、苗立枯病(リゾクトニア菌)を防除できます。
  • ● トマトでは、土壌灌注2回まで、散布は4回(※)まで使用できます。ミニトマトでは散布は2回まで使用できます。
  •  ※散布及びくん煙及びエアゾル剤の噴射の合計4回以内

定植1か月後から予防散布をスタート

定植後は、防除が難しい疫病と葉かび病が発生します。疫病は病勢進展が速く、発病してからの防除は困難です。 葉かび病は潜伏期間が長く、いったん発生するとまん延しやすいので、防除が手おくれになりがちです。

予防散布はそろそろかな
対策

定植約1か月後(第2花房~第3花房開花後頃)より、予防散布を開始し、疫病と葉かび病を同時防除しましょう。

定植一ヶ月したらダコニール1000を予防散布

施設栽培は、加温期前後が要注意

施設栽培では、湿度が上昇する加温期の前後(晩秋と初春)に、疫病、葉かび病、すすかび病、灰色かび病、輪紋病などが一気に増加します。

加温期の前後にダコニール1000でしっかり防除!

加温期の前後にダコニール1000でしっかり防除!じめじめ

対策

病気が増加する晩秋と初春は最重点防除期です。難防除の葉かび病と疫病は感染前の予防が大切ですので、早めの散布・定期散布をしましょう。

露地栽培は、栽培前半の防除が決め手

露地栽培では、湿度の上がる栽培前半の梅雨期に、疫病、葉かび病が発生します。

中位葉に病斑が多数みえたら手遅れなのさ〜!雨で一気に広がるぞ〜!栽培前半の防除が大切。ダコニール1000でしっかり予防

万一、疫病が発生してしまったら、すぐ治療効果のある薬剤を散布した後ダコニール1000を散布する。
対策

梅雨期に、曇雨天が続いたら、定期散布の間隔を5~7日に短縮して疫病や葉かび病を予防しましょう。

対策

そっくりな葉かび病とすすかび病に注意!

葉かび病は、第3~第4花房開花期から栽培中期に発生し、果実のなり疲れにより増加します。薬剤耐性菌により防除の難しい病害です。
さらに、近年は、葉かび病と似ているすすかび病も増加しています。すすかび病は葉かび病抵抗性トマト品種でも多発するので、注意が必要です。
ダコニール1000は、両病害をしっかり抑えます。
葉かび病抵抗性品種