病気の立ち上がりをしっかり防除
すすかび病は、高温多湿で発病します。
施設栽培の2~4月に増加し、
収穫末期まで長期に発生します。
灰色かび病は、低温多湿で発病します。
施設栽培の3~4月に増加し、
暖冬や多雨のときは冬季を通じて発生します。
病気の立ち上がりをしっかり防除
うどんこ病は、通気が悪く、気温28℃前後、湿度が比較的低いと発病します。
9月頃定植の施設栽培では秋より増加します。
発生前〜発生極初期から定期散布し、すすかび病、灰色かび病、うどんこ病を同時防除しましょう。例年の発病状況から感染時期を見越した予防が大切です。
防除の難しいすすかび病をしっかり防除
すすかび病は、DMI剤やストロビルリン剤の耐性菌が出現しており、防除の難しい病気です。
潜伏期間が長く、発病を確認してからの後追い防除では、
治療効果の高い薬剤を使用しても防除は困難です。
中・下位葉の葉裏から発病し、多発すると落葉します。
すすかび病を抑えるには、発生前〜発生初期の菌密度が低い時期からの予防が必要です。促成栽培では、2月ごろからダコニール1000を定期散布してください。