べと病
- ●葉だけに発生する。
- ●きゅうりベと病に比べ小さく、丸味を帯びた黄色の病斑を形成する。病斑の裏は暗紫色のかびを生じ、葉は乾枯して、下葉から枯れる。
- ●いずれの作型でも発生するが、多湿条件において発生が増加する。
うどんこ病
- ●主に葉に発生するが、茎や葉柄も侵す。
- ●うどん粉をふりかけたような白斑を生じ、後に拡大して白色円形病斑となる。古くなると枯れ上がる。
- ●いずれの作型でも発生するが、生育末期に空気の停滞する条件で発生が多い。
白斑病
- ●葉、葉柄、つる、果実に発生する。主に茎、葉柄を侵す。
- ●株元から1〜2mmの灰白色病斑を多数生じ、後に融合して表面を白く覆う。多発すると下葉から急激に枯れ、果実の登熟が悪くなり、減収する。
- ●抑制栽培の9〜10月の高温多湿時に発生が多いが、生育初期からも発生する。
疫病
- ●葉、葉柄、茎、果実に発生する。
- ●降雨により、茎の地際部や若い果実に発生しやすい。葉では暗色水浸状の円形病斑を形成し、降雨が続くと葉全体が軟腐する。茎は暗褐色に軟腐する。果実は白色粉状のかびを生じる。
- ●灌水時に突発的に大発生し、市場病害としても重要である。