生育の遅い晩場産地や山間地・河川流域に発生が多く、秋雨期など多湿条件が続くと発生が助長されます。
秋雨期など多湿条件が続くと発生が助長されます。
網もち病は秋芽が繁茂する生育後半の8月下~9月初旬頃多湿条件が続くと菌が飛散して感染し、10-11月頃発病します。炭疽病と同時防除できますが、発生の多い地域では4-5葉期に銅剤を追加散布しましょう。
【 発病条件と被害 】
枝葉枯れ・落葉・樹勢低下を引き起こす重要病害。
三番茶(三番茶不摘採園)と秋芽の生育期(三番茶摘採園)の上位3葉位までの新葉のみに感染。多湿条件が続くと発生。
潜伏期間は約1ヶ月で10~11月に発病。
【 耕種的防除 】
本病害発生後の枝枯れに対しては薬剤散布の効果はない。
本病害が多発し春先に枝枯れが目立つ場合は、一番茶後に深刈りをして枝枯れの進展を防ぐとともに、伝染源になる病葉を切除する。
茶園の風通し、日当たりを良くする。
常発園では耐病性品種の導入を検討する。
【 防除時期と注意点】
秋芽/萌芽~1葉期
秋芽/2~3葉期
秋芽/4~5葉期