褐斑病

  • ●葉のみに発生する。
  • ●葉の表面には淡褐色の5~8mmの丸い小斑点を生じ、拡大して1~3cmの不定形灰褐色病斑になる。多湿下で暗色のかびを生じる。
  • ●高温多湿の施設栽培で発生が多い。

べと病

  • ●葉のみに発生する。
  • ●淡黄色の小斑点を生じ、後に葉脈に区切られた多角形で黄褐色の病斑となる。下葉から発生し、多発すると葉全体が黄褐色になり、もろくなる。
  • ●高湿下で発生が多く、露地栽培、施設栽培とも被害が大きい。

うどんこ病

  • ●葉、茎、果実に発生する。
  • ●葉や茎の表面にうどん粉をふりかけたような白斑を生じ、多発すると葉は白色〜灰色となり、枯れる。
  • ●やや乾燥した条件で発生し、施設栽培で被害が大きい。露地栽培では秋季の抑制栽培で発生する。

灰色かび病

  • ●花、果実、葉に発生する。
  • ●果実では病斑の上に灰色〜淡褐色のかびを生じ、やがて腐敗落果する。葉では、灰褐色の円形病斑を呈し、中央に灰色〜淡褐色のかびを生じる。
  • ●低温期に湿度が高くなる促成栽培での被害が大きい。

炭疽病

  • ●葉、茎、果実に発生する。
  • ●葉では淡褐色〜黄褐色の円形大型病斑を生じ、後に白っぽくなり、破れる。ときに同心輪紋を呈する。果実では、黄色のくぼんだ病斑を生じる。多湿下で病斑上に鮮肉色の粘質物をつくる。
  • ●露地栽培で発生する。

黒星病

  • ●若い葉、茎、幼果に発生する。
  • ●茎や幼果では紡錘形のくぼんだ暗緑色の斑点を生じ、やがてそうか状になる。病斑上に黒褐色のかびが生え、中央部よりヤニを分泌する。果実は病斑部を内側にわん曲する。
  • ●低温多湿で被害が大きく、露地栽培、施設栽培のいずれも発生する。

菌核病

  • ●花、果実、茎、葉に発生。
  • ●病斑上に白い綿毛のような菌糸が生え、白色の塊となり、やがて黒色の菌核となる。果実は、軟らかくなり、腐る。
  • ●無加温ハウスなどで、低温期に湿度が上がると発生する。

つる枯病

  • ●茎、葉、果実に発生する。主に茎の地際部、節の発病が多い。
  • ●病斑部は退色して灰白色〜あめ色となり、黒色小粒点を多数形成 する。茎の病状が進むと病斑より上はしおれて枯れる。
  • ●低温時から多湿条件で発生する。

斑点病

  • ●葉のみに発生する。
  • ●円形または不整形で水浸状の小斑点を作り、後に拡大して淡い暗色 ~灰白色に変わる。病斑周縁は褐色になる。多湿下では病斑の裏 面に淡黒色のかびを生じる。病徴はきゅうり炭疽病や褐斑病と似る。
  • ●多湿条件の施設栽培で発生する

疫病

  • ●葉、茎、果実、根に発生する。
  • ●茎の地際部が水浸状に軟腐し、立枯れ症状になる。根が侵されると株が萎凋枯死する。多湿時には葉や果実に大型暗緑色の水浸状病斑をつくる。果実では白い綿毛状のかびを生じ全体が軟腐する。
  • ●露地栽培で降雨が続くと発生する。

斑点細菌病

  • ●地上部の全ての部位に発生する。
  • ●本葉では水浸状で暗褐色の小斑点を生じ、拡大して葉脈に囲まれた黄褐色の角型病斑となる。乾燥すると灰白色となり破れる。果実では油浸状の小斑点を生じ、亀裂を生じヤ二を分泌する。
  • ●露地栽培では降雨が続くと発生する。施設栽培では無加温による多湿が多発生に結びつく。

モザイク病

  • ●3種類の病害ウイルスの単独または重複感染で発生する。CMVとZYMVでは葉、果実に奇形を生じる。
  • ●CMVとWMV-2は汁液やアブラムシで伝搬されるが、土壌、種子伝染はしない。ZYMVではアブラムシ伝搬、整枝・摘芯・収穫などの作業による接触伝染が主な伝染経路である。

苗立枯病

  • ●根や茎に発生する。主に発芽後1葉期までに茎の地際部が侵される。
  • ●Rhizoctonia菌に侵されると、褐色のへこんだ病斑が地際部に現れ苗が倒れる。Pythium菌では、地際部が水浸状となって軟腐し、細くくびれて倒れる。多湿下で病斑部に白色綿毛状のかびを生じる。

つる割病

  • ●根、茎に発生する。
  • ●株全体が昼間しおれ朝夕は回復するが、後に枯死する。病状が進むと茎の根元に暗緑色の水浸状病斑を生じ、赤褐色のヤニを出す。病斑部は灰褐色になり、へこんだり縦に割れたりする。
  • ●露地栽培、施設栽培の連作圃場で被害が激しい。