斑点病

  • ●主に葉に発生する。葉柄、果梗も侵す。
  • ●葉では小斑点を生じ、やがて周辺部が暗褐色〜灰白色に拡大して同 心輪紋を形成する。病斑は10~20mmまで拡大することもある。下葉 から上位葉に拡大し、落葉する。
  • ●多湿下の施設栽培での発生が多い。露地栽培でも発生する。

うどんこ病

  • ●葉を侵す。
  • ●葉裏の支脈に囲まれた部分に薄い霜状のかびが発生し、その部分の 表側は退色して淡い黄色斑点となる。やがて激しく落葉する。
  • ●施設栽培で発生し、3月以降のやや温暖で乾燥気味の条件で多発する。

疫病

  • ●全ての部位を侵す。
  • ●葉では暗緑色の円形大型病斑を形成し、落葉する。果実では水浸状を 呈するが、軟化して、後に褐変・乾固する。施設内では地際部や根が侵 されて立枯れ症状となることもある。
  • ●多湿土壌で発生しやすく、露地栽培では降雨が連続すると多発する。 栽培全期にわたって発生する。

白星病

  • ●葉に発生する。
  • ●葉に暗褐色の小斑点を生じ、やがて中央部が灰白色で周辺部が暗褐 色の円形病斑となる。病斑の裏にはビロード状のかびを多形成し、や がて落葉する。
  • ●梅雨期後から発生し、8月頃にまん延する。収穫最盛期後に被害が目 立つ。

灰色かび病

  • ●果実、茎、葉に発生する。
  • ●果実の発病は花弁から始まり、やがて幼果に及び、暗褐色に軟化して 早期に落果する。果実では輸送病害となる。茎では収穫後に残った果 梗に発生することが多い。
  • ●施設栽培特有の病害で低温多湿で発生する。促成栽培では3月頃から 増加する。

菌核病

  • ●茎の地際部や分岐部が侵され、上位が萎凋枯死する。
  • ●病斑は水浸状から黄褐色~褐色になり、多湿下で白色綿毛状のかび を密生する。葉や果実に発生すると腐敗し、表面にはネズミの糞状の 菌核を形成する。
  • ●施設栽培で発生が多い。

炭疽病

  • ●古い葉や熟果に多く発生する。
  • ●葉では黄色の小斑点を生じ、後に褐色不整形病斑となる。果実では水 浸状の小斑点が拡大し、褐変してヘこみ、同心輪紋を作る。病斑の中心 は灰色となり、黒色小斑点を密生する。
  • ●露地栽培の多湿条件で発生する。

へた腐病

  • ●収穫後の果実に発生する。
  • ●収穫時の果梗の切断面に発病し、果皮は腐敗せず、果肉だけが腐敗 溶解する。表面にくもの巣状の白いかびを密生し、その上に黒粉状の 胞子を形成する。
  • ●主に施設栽培で、4月以降の高温期に収穫後の果実に発生する。

白斑病

  • ●主に葉に発生し、多発すると、がく、果棟、若枝にも発病する。
  • ●葉では1~2mmの小斑点を生じ、褐点になるが、多湿下では10mm以 上の不整円形病斑になる。ー般には褐色から退色して、内側は灰白色、 周辺部は濃褐色に縁取られる。
  • ●25~30℃の多湿条件で発生しやすい。

輪紋病

  • ●葉、果実に発生する。
  • ●葉には不整形で周縁部が暗褐色の病斑を生じる。果実にはヘたから 果梗の基部に暗褐色の病斑を生じ、やや陥没し、周縁は水浸状となる。 やがて病斑は灰褐色となり、表面に小黒粒の輪紋をつくる。
  • ●病原菌はトマト、ナス、キュウリなども侵す。

斑点細菌病

  • ●葉片、葉柄、茎に発生する。
  • ●下葉から発生し、葉裏にやや隆起した小斑点を生じ、拡大・融合して円 形または不整円形となる。周辺は暗褐色でやや隆起し、中央はややへこみ褐色となる。盛夏には病斑部の中央は白くなる。黄化落葉しやすい。
  • ●主に露地栽培で発生する。

モザイク病

  • ●7種類のウイルスで発生する。
  • ●症状は、栽培環境や品種で異なる。
  • ●CMVは葉にモザイクやえそを生じ落葉する。BBMV、PVXでは果実に黄色の斑点や輪紋をつくる。TMVはトマト系、普通系、トウガラシ系が主体である。TMVは種子・土壌・農作業により汁液伝染し、TMV以外はア ブラムシにより伝搬する。