はくさいの病気
はくさいは、高温・乾燥に弱い作物です。反面、多湿条件では病気が発生しやすく、大きな被害になることがあります。
はくさいの病気

*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。

病害の発生消長

病害の発生消長 はくさい促成栽培

病害の発生消長 はくさい露地栽培

ダコニール1000の散布剤としての適用病害と使用方法(はくさい)

2019年8月現在

作物名 はくさい
適用病害名 べと病、白さび病、白斑病、黒斑病
希釈倍数 1000倍
使用液量 100〜300ℓ/10a
使用時期※ 7日
使用方法 散布
本剤の使用回数※ 2回
TPNを含む農薬の総使用回数※ 3回
(は種又は定植前の土壌混和:1回、散布:2回)

※印は収穫物への残留回避のため、その日まで使用できる収穫前の日数と、本剤及びその有効成分を含む農薬の総使用回数の制限を示しています。

白さび病

●根を除くすべての部位に発生する。

●葉の裏面、茎、花梗に白色で不規則にふくれた小斑点を生じ、後にその表面が破れて白色粉末の胞子が飛散する。葉は著しく肥厚し、奇形となる。

●晩秋、早春に発生が多く、降雨の続く場合に発生が多い。

べと病

●主に葉に発生する。

●外葉の下葉から葉柄が侵され、淡黄色で不正形の病斑を生じる。葉裏には汚白色のかびが霜状に密生する。病斑は葉脈に区切られた多角形のものが多い。また近年黄芯系品種で「茎べと」と呼ばれる症状が問題となっている。 葉柄中肋部に筋状の黒点がみられ、やがて陥没して灰白色のかびを生じる。結球葉内部に発病することも多く、防除が難しい。

●日中の気温が24℃以下で、夜間が8~16℃の条件で発生しやすい。

白斑病

●葉に発生する。

●円形、多角形または不正形の白色~灰白色の 6~10㎜の大型病斑をつくる。周辺部は緑色を帯び、病勢が進行すると裂孔する。べと病と併発する。

●晩秋から初冬にかけて雨が続くと発生が多く、収穫間際まで伝染、まん延する。連作や肥料切れにより発生が助長される。

黒斑病

●主に葉、茎に発生する。

●葉に灰褐色の小斑点を生じる。病斑は拡大し、円形あるいは多角形で、周囲が明瞭な同心円の輪紋状の病斑となる。病斑の中心は乾いて枯れる。

●周年発病するが、晩秋から初冬の降雨が続く場合に発生が多い。

軟腐病

●株全体に発生する。

●病原は細菌で、土壌中に生存し、傷口より侵入する。地面に接した葉や葉柄から発生し、病斑部は水浸状から軟化し、株全体が腐敗する。悪臭を放つ。

●夏季高温多湿時に発病が多い。輸送中にも発病して市場病害となる。

黒斑細菌病

●茎葉、花軸に発生する。

●初めは葉に小斑点をつくり、黒褐色となった後、病斑は次第に融合して不正形または多角形となる。時に葉脈に沿って稲妻形になることもある。

●温暖で雨の多い春季と秋季に発生し、盛夏や厳冬期は一時休止する。

*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。写真原図 木曽 皓