ねぎ・わけぎの病気
ねぎ・わけぎは水分過剰にとても弱く、作期を通してさまざまな病気が発生します。梅雨や秋雨期には特に注意が必要です。
ねぎ・わけぎの病気
べと病2
さび病
苗立枯病(リゾクトニア菌)

*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。

ねぎの作型と病害の発生消長(ねぎ・わけぎ)

ねぎの作型と病害の発生消長

散布剤としての適用病害と使用方法(ねぎ・わけぎ)

2018年4月現在

作物名 ねぎ わけぎ
適用病害名 黒斑病、べと病、小菌核腐敗病、葉枯病、さび病
希釈倍数 1000倍
使用液量 100〜300
ℓ/10a
使用時期 14日
本剤の使用回数 3回 2回
使用方法 散布
TPNを含む農薬の総使用回数 4回
(土壌灌注:1回、
散布3回)
3回
(土壌灌注:1回、
散布2回)

土壌灌注剤としての適用病害と使用方法(ねぎ・わけぎ)

2018年4月現在

作物名 ねぎ わけぎ
適用病害名 苗立枯病(リゾクトニア菌)
希釈倍数 500倍
使用液量 0.5ℓ/m² セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30X60cm、使用土壌約5ℓ)当り0.5ℓ 0.5ℓ/m²
使用時期 出芽揃い後(出芽3日後から10日後まで)
本剤の使用回数 1回
使用方法 土壌灌注
TPNを含む農薬の総使用回数 ※ 4回
(土壌灌注:1回、
散布3回)
3回
(土壌灌注:1回、
散布2回)

※印は収穫物への残留回避のため、その日まで使用できる収穫前の日数と、本剤及びその有効成分を含む農薬の総使用回数の制限を示しています。

黒斑病

●茎葉、花梗に発生する。

●紡錘形または楕円形の病斑を生じ、淡黒色のすす状のかびを生じる。病斑は同心状に輪紋を数層形成し、病斑より上部は枯れ上がる。

●梅雨期と9月頃の台風時期に多く発生する。草勢が衰えると発病が増加する。

苗立枯病
(リゾクトニア菌)

●株全体に立ち枯れ症状を起こす。

●幼苗期に発病する。地下部は褐色になり、地際部が細くくびれて倒伏する。株元に糸状のかびが見られることがある。

●夏季の高温期に多湿条件で発生する。水田転換畑などでも多く発生する。

葉枯病

●茎葉、花梗に発生する。

●不整円形、紡錘形の病斑を生じ、赤紫色を帯びた暗褐色のすす状のかびを形成する。葉先は枯死する。黒斑病のような同心状輪紋はつくらない。

●4~11月頃まで発生し、梅雨期と秋季の多雨期に発生する。

べと病

●茎葉、花梗に発生する。

●葉に長い楕円形〜紡錘形の黄白色で大型の病斑を生じ、表面に白色のかびを生じる。病斑は降雨の後には灰色に変わる。病状が進むとしおれて枯れる。

●気温が15℃程度の春と秋に発生するが、特に春季の多雨時に多発する。

小菌核腐敗病

●茎葉に発生する。

●葉鞘部の表面に淡褐色の斑点を生じ、拡大して外葉から腐敗する。時に縦に亀裂が生じ、そこから内葉が突出する。表面に黒色の菌核を形成する。

●夏季の気温が低く、晩秋の降水量が多い年に発生する。年次変動があるが、近年多発傾向にある。

さび病

●茎葉、花梗に発生する。

●葉に紡錘型もしくは長楕円形の1~数mm大の橙黄色のやや隆起した小斑点を生じる。

●春季と秋季に比較的低温で降雨が多いと多発する傾向がある。

●肥料が切れた株で、発病が多い。

*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。写真原図 木曽 皓