ナスの病気
ナスは乾燥に弱く、多くの水分を必要とする作物ですが、その反面多雨や高湿度で、まん延しやすい病気が多くあります。
ナスの病気

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病害の発生消長

病害の発生消長

散布剤としての適用病害と使用方法

2016年12月現在

作物名 なす
適用病害名 黒枯病、灰色かび病、すすかび病、うどんこ病
希釈倍数 1000倍
使用液量 100〜300
ℓ/10a
使用時期 収穫前日まで
本剤の使用回数 4回以内
TPNを含む農薬の総使用回数 4回以内<
黒枯病

●主に葉に発生する。

●紫褐色~黒色の点状~円形の病斑を生じ、しだいに拡大して2~3㎝になる。病斑は淡褐色になり、中央に紫黒色の円形部分ができて輪紋状になる。病状が進むと落葉する。

●高温多湿で発生が多い。

すすかび病

●主に葉に発生する。

●初め、葉の裏面に白色のかびが密生した小斑点を生じ、やがて中央部から灰褐色に変わり、すすで覆われたようになる。激発すると多数の小斑点が融合し、葉面全体が灰褐色~茶褐色になる。

●多湿条件の施設栽培で発生する。

褐紋病

●葉、茎、果実に発生する。

●下葉に蒼白色病斑を生じ、拡大して1㎝程度の円形~不整形の褐色病斑となる。病斑内部は灰色の輪紋を生じ、多数の黒色小粒点をつくる。果実では褐色円形のくぼんだ輪紋病斑を生じ、古くなると同心円状に黒色の小粒点が生じる。

●露地栽培で発生が多い。

菌核病

●主に茎に発生し枝枯れを起こすが、果実にも発生。

●茎では分岐部から水浸状の病斑を生じ、枝がしおれ、上部が枯死する。病斑上には白色綿毛状のかびを生じ、やがてネズミの糞状の菌核を生じる。

●多湿条件で発生する。特に秋から初夏の施設栽培で多い。

うどんこ病

●主に葉に発生する。

●葉の表面に点々と白いかびを生じ、やがて全面にうどん粉をふりかけたようになる。葉裏にも白色~灰色のかびを生じ、葉が黄褐色になり、下葉から落葉する。下葉から上葉に発病が進む。

●28℃前後の低湿度条件で発生する。

灰色かび病

●主に果実に発生するが、茎、葉、果梗も侵す。

●果実では黄褐色の斑点が拡大して、灰~暗褐色となり、灰色の胞子を大量に形成する。表面には灰色のかびを密生する。

●20℃前後の多湿条件で発生が多い。

*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。写真原図 木曽 皓