きゅうりの病気
きゅうりの病気の種類は多く、その数は20を超えます。中でも、うどんこ病やべと病、褐斑病は代表的な病気といわれています。発病してからの防除は難しいため、同時防除を目的とした予防散布がとても重要です。
きゅうりの病気

*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。

病害の発生消長

病害の発生消長 きゅうり促成栽培

病害の発生消長 きゅうり露地栽培

散布剤としての適用病害と使用方法

2016年12月現在

作物名 きゅうり
適用病害名 べと病、炭疽病、うどんこ病、炭疽病、灰色かび病、黒星病
希釈倍数 1000倍
使用液量 100〜300ℓ/10a
使用時期 収穫前日まで
本剤の使用回数 8回以内
TPNを含む農薬の総使用回数 10回以内
(土壌灌注:2回以内、
散布及びくん煙及びエアゾル剤の
噴射:合計8回以内)

土壌灌注剤としての適用病害と使用方法(きゅうり)

2016年12月現在

作物名 きゅうり
適用病害名 苗立枯病
(リゾクトニア菌)
希釈倍数 1000倍
使用液量 3ℓ/㎡
使用時期 は種時又は活着後、但し、定植14日後まで
本剤の使用回数 2回以内
TPNを含む農薬の総使用回数 10回以内
(土壌灌注:2回以内、
散布及びくん煙及びエアゾル剤の
噴射:合計8回以内)
べと病

●葉のみに発生する。

●淡黄色の小斑点を生じ、後に葉脈に区切られた多角形で黄褐色の病斑となる。多発すると葉全体が黄褐色になり、もろくなる。

●高湿下で発生が多く、露地栽培、施設栽培とも被害が大きい。

黒星病

●若い葉、茎、幼果に発生する。

●茎や幼果では紡錘形のくぼんだ暗緑色の斑点を生じ、やがてそうか状になる。病斑上に黒褐色のかびが生え、中央部よりヤニを分泌する。果実は病斑部を内側にわん曲する。

●低温多湿で被害が大きく、露地栽培、施設栽培のいずれも発生する。

褐紋病

●葉、茎、果実に発生する。

●葉や茎の表面にうどん粉のような白斑を生じ、多発すると葉は白色~灰色となり、枯れる。

●やや乾燥した条件で発生し、施設栽培で被害が大きい。

菌核病

●葉のみに発生する。

●葉の表面には淡褐色の5~8㎜の丸い小斑点を生じ、拡大して1~3㎝の不定形灰褐色病斑になる。

●色病斑になる。多湿下で暗色のかびを生じる。高温多湿の施設栽培で発生が多い。

うどんこ病

●葉、茎、果実に発生する。葉では淡褐色~黄

●褐色の円形大型病斑を生じ、後に白っぽくなり、破れる。ときに同心輪紋を呈する。果実では、黄色のくぼんだ病斑を生じる。多湿下で病斑上に鮭肉色の粘質物をつくる。

●露地栽培で発生する。

灰色かび病

●花・果実・葉に発生する。

●果実では病斑の上に灰色~淡褐色のかびを生じ、胞子を多数形成する。葉では、灰褐色の円形病斑を呈し、中央に灰色~淡褐色のかびを生じる。

●低温期に湿度が高くなる促成栽培での被害が大きい。

*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。写真原図 木曽 皓