すいかの病気
高温と強い光を必要とするすいかは、特に着果期が梅雨と重なる作型で病気が発生しやすくなります。なかでも炭疽病とつる枯病は、被害の大きい病害といえます。
すいかの病気
べと病2

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すいかの作型と病害の発生消長

すいかの作型と病害の発生消長

散布剤としての適用病害と使用方法(すいか)

2020年11月現在

作物名 すいか
適用病害名 炭疽病 つる枯れ病
希釈倍数 700倍 700~1000倍
使用液量 100〜300
ℓ/10a
使用時期 3日
本剤の使用回数 5回
使用方法 散布
TPNを含む農薬の総使用回数 5回

※印は収穫物への残留回避のため、その日まで使用できる収穫前の日数と、本剤及びその有効成分を含む農薬の総使用回数の制限を示しています。

炭疽病

●茎、葉、果実に発生する。

●葉では淡褐色油浸状の小斑点を生じ、拡大して暗褐色の大型病斑になる。後に同心輪紋を呈し、乾くと裂ける。 果実では、小円形の黒褐色病斑を形成し、次第に拡大して輪紋を生じてくぼむ。多湿下で鮭肉色の粘質物を出す。

●露地栽培で降雨が多いと発病しやすくなる。施設栽培での発生は少ない。

つる枯病

●葉、茎、果実が侵される。主に茎の地際部や節に多く発生する。

●病斑は退色して灰白色~あめ色になり、やがて組織が軟らかくなり、病斑上に小黒点が多数つくられる。茎の病斑より上はしおれて枯れる。

●連作圃場で発生が多く、6月以後に降雨が続くと多発する。

うどんこ病

●葉、茎、葉柄に発生する。

●うどん粉のような白色円形の菌そうを生じ、多発すると汚白色状の粉が全面をおおう。やがて葉のふちから褐変して葉枯れ症状を呈する。地際から発病し、先端に拡大する。

●施設栽培や雨除け栽培で発生する。

菌核病

●花、果実、茎、葉に発生する。

●病斑部では白い綿毛状の菌糸が生え、白色の菌糸塊となり、やがて黒色の菌核となる。菌核は地面に落下し、次作の第一次の伝染源となる。

●20℃以下で多湿条件が発病に適する。無加温ハウスなどで低温期に湿度が高くなると多発する。

疫病

●葉、茎、果実に発生する。

●葉では円形水浸状の暗緑色の病斑ができ、乾燥時には乾枯して破れる。茎では紡錘形のくぼんだ暗緑色病斑を形成し、上部は枯死する。果実では暗緑色のへこんだ円形病斑が拡大し腐敗する。病斑上に白色のかびが生じる。

●露地栽培の天候不順時に発生する。

*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。写真原図 木曽 皓