今出る病害虫&防除のポイント「タマネギべと病」
こんにちは。ダコ坊やです♪
▲去年11月に定植した たまねぎの収穫時期が近付いているよ(6月上旬撮影)
▲葉をよ~く見ると、表面にかびが生えている(>_<)
▲うわっ!こっちにはもっとたくさん。タマネギべと病だ!
▲拡大するとこんな感じ。
葉の表面から、かびがびっしり生えている。
▲もっと拡大するとこんな感じ。
▲顕微鏡でみると、先端がややとんがった卵形の分生子がみえる。
これが飛び散ると、周囲のたまねぎだけでなく、ねぎ、わけぎ などにも感染が広がってしまうよ。
〇病害の特徴
・葉に発生する。
・5~6月に低温かつ降雨の多い年に発生しやすい。
・ひとたび大発生すると激しく葉が枯れる。
・枯死した病葉に形成される卵胞子によって秋~春に第一次伝染がおこり、
第一次伝染株上の分生子によって春以降の第二次伝染が繰り返さえる。
卵胞子は土中で12~13年ぐらい休眠するものもあり、その間、感染能力を保っている。
・ねぎ属の植物、ねぎ、わけぎ、たまねぎなどに広く感染する
〇見つけ方のコツ
・葉の一部がぼんやりと黄化し始め、その後、表面にかびを生ずる。
・症状が進むと、病斑部の黄化がさらに進み、かびの色も濃くなり暗紫色になる。
〇防除のポイント
・土中で卵胞子の形で生存していることがあるので、苗床には、ねぎ、わけぎ、たまねぎなどの
栽培暦がない土を使用する。
・秋の発病株や越冬株で発病した場合は、早めに抜き取り処分する。
・春以降発病を認めた場合、少発生では株を抜き取って焼却処分し、早めに薬剤散布を実施する。
・多発すると薬剤の効果が得られないことがあるので発病初期に散布する。
ダコニール1000はタマネギべと病に登録あり!
ダコニール倶楽部でその他の病害も紹介しているよ。是非ご覧ください。
http://daco-club.com/dictionary/onion.html