きゅうりの病害防除のポイント
  • 「例年いつ頃、どんな病気が発生するか」「発生しやすい条件」を確認。
  • 上記を参考に育苗期から予防散布を開始。以降、きゅうりの生育状況
    (展葉スピード等)、天候、病気の発生状況等に合わせて散布間隔の調整、
    浸透移行性・浸達性のある専門剤への切り替え等を考慮して防除を継続。
  • 初発を見つけるのは困難。しかも、同時に複数の病気が発生するので、初期病斑では病気を見分けられない…
    それなら、こんな現実的な防除法もあります。
  • ー《現実的な防除法》ー

  • ① 毎年発生する場所を注意して観察。
    特に注意すべきポイントがあります。

      【初期病害図鑑/圃場確認のポイント(ここに注意、きゅうりの例)】を参照。

  • ② 主要病害の多くをしっかり予防できるダコニール1000を活用して防除体系を効率化。

      ※適用病害:べと病・うどんこ病・褐斑病・灰色かび病・炭疽病・黒星病

  • ③ 病気の初発が見つけられないなら …
    病斑が見えなくても安心できない病気がたくさんあります。例年病気が発生する時期よりも前から、もしくは植えつけ後から予防&定期散布しましょう。
  • 褐斑病 潜伏期間が長い(病斑が見えなくても、既に感染し病原菌が作物体内に潜んでいる)べと病・炭疽病 病気の進展速度が速い(雨などで急激にまん延)うどんこ病 多量の胞子で一気にまん延、感染から発病までの潜伏期間が短いため対処が間に合わない
  • ④ 病気の判別ができないなら …
    可能性のある病気をまとめて予防しちゃいましょう。
  • 特に以下の3病害を見極めることは困難。典型的な病斑は以下のとおりだが、初期病斑では判別困難。
  • ⑤ 例年多くの病気が発生するなら …
    目先の病気だけでなく、次の病気も併せて予防。

  • 効率的な防除の例

    ダコニール1000、銅剤等で主要病害を広くカバー(予防)。
    予防の網の目をすり抜けて発生した病害を専門剤でたたく。
    ダコニール1000および銅剤で抑えられない病気は重点防除となる
    時期に専門剤を散布。



    省力・コスト削減が求められている今だからこそ、ダコニール1000が活躍しているんです! 毎月1日は銅剤、15日はダコニール1000の日 病害スペクトラムが広く、使用回数が多い。両剤の体系防除で、複数の病害をまとめて予防できます。


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