今出る病害虫&防除のポイント「春のキク白さび病」

こんにちは。ダコ坊やです♪

今日は春のキク白さび病の紹介をするね。

▲僕の知り合いの農場では3月下旬にキクを挿し芽したよ♪

▲よく見るともう病気が出ている!
うわっ!キク白さび病だ! (3月31日撮影)

▲葉裏を見ると、白く盛り上がったいぼ状の斑点ができている(>_<)

▲斑点を拡大するとこんな感じ!

▲顕微鏡で見るとこんな感じ。冬胞子が積み重なって、冬胞子堆と呼ばれる状態だ。

〇キク白さび病の特徴
・ひどくなると葉裏全体に菌糸塊が発生する。
・先端部に発生すると葉が正常に展開しなくなる。
・新出葉が次々と発病して被害が大きくなることもある。
・露地栽培、施設栽培どちらでも発生する。
・初夏や秋に多発するけど、周年栽培のハウスの中では2~3 月頃から発病する。
・雨が続くと急に多発する。
・潜伏期間が長い(病斑が出る2 ~ 3 週間前には病気は感染している)

〇見つけ方のコツ
・発生時期には葉(表裏)をしっかり観察する。特に降雨が続くときは要注意。

〇防除のポイント
・健全な親株から芽をとる。
・多湿は発病を助長するので、日当たりや通風をよくする。
・病葉や病株は見つけ次第取り除く。
・潜伏期間が長く、発病後の薬剤散布では防除困難なため、発病前から防除する。
・葉裏にも十分薬剤が付着するように散布する。

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