2021年4月10日~5月9日の気象予報が発表されたよ! 

気象庁より2021年度4月10日~5月9日の、気象予報が発表されました。
下記表をご覧になり、該当する地域の方は十分ご留意ください。

※出典
ホームページ=https://www.jma.go.jp/jma/index.html
本資料は4月8日に気象庁より発表された「向こう1ヶ月の天候の見通し」をもとに作成しております。

予報のポイント

● 暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は、北日本では高く、
  東日本では平年並か高いでしょう。
● 西日本では、高気圧に覆われやすいため、向こう1か月の日照時間は平年並か多いでしょう。
●沖縄・奄美では、湿った空気の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は
 平年並か少ない見込みです。

関東はすっかり葉桜です。
回りに目を向けると新緑の緑、モッコウバラやヤマブキの黄色、芝桜の桃色、藤の花の紫…。
様々な色が目を楽しませてくれる季節となりました。

4月も中旬となり、日中は半袖で歩いても寒くない日が増えてきました。
都道府県の病害虫防除所から発表される予察情報でも、
果菜類では比較的低温(15~20℃)で発生するべと病や灰色かび病に加え、
25℃前後で発生しやすい「トマトの葉かび病・すすかび病」、「ナスの黒枯病・すすかび病」、
ピーマンの「斑点病・黒枯病」の発生が多いと予想する地域が増えてきました。
また関東以西のタマネギ産地では、「タマネギのべと病」の発生が多いと予測される地域が増えています。

これらの病害は多発すると防除が困難になるので、発生初期の防除を徹底しましょう。
病気が蔓延している場合は,効果のある治療剤を散布し病気の拡大を止めましょう。
(病気が止まったことが確認できましたら、保護剤を上手に使って再発生を抑えましょう)

病気を発生させないための環境つくりとして、
・発病部位の除去(圃場の外に持ち出して適切に処理してください)
・施設栽培では換気を行い、ハウス内の湿度を低下させる(多くの病気は多湿条件を好みます)
等も可能な限り行うようにしてください。

北日本・東日本を中心に平年より暖かい日が続くことから、害虫の活動もより活発になると予想されます。
ハウス内での虫の増殖が速くなることに加え、ハウス外からの飛び込みも増えてきます。
害虫が増えやすい場所(コナジラミ類は生長点、アザミウマ類は花の中、ハダニ類は葉裏)を中心に
見取りを行い、密度が増加する前の防除を心がけましょう。