1. 耐性菌発生遅延化のための対策
耐性菌に注意 耐性菌発生遅延化のための対策

耐性菌発生遅延化のための対策

※農薬工業会HPより引用

  • 特定の系統の殺菌剤を連用するのは絶対にやめましょう。
  • 防除効果が高いからといって同じ殺菌剤を連用すると耐性菌が発生しやすくなります。複数の系統でローテーションを組むようにしてください。農薬名が違っても同系統の殺菌剤があります。FRACコード表*を参照して、同系統の殺菌剤を連続散布しないようにしてください。

  • ローテーションに、混合剤や低リスク殺菌剤を導入しましょう。
  • 混合剤は異なる系統の殺菌剤を配合しているため耐性菌が発生しにくくなります。FRACコード表*を参照して、耐性菌発生リスクが低い殺菌剤も活用してください。

  • 登録濃度(希釈倍数)・散布量を守りましょう。
  • 薬剤の効果が最大限に発揮できるように、ラベルの内容に従い登録濃度(希釈倍数)や散布水量を守って、付着ムラが生じないように散布してください。

  • 予防散布を心がけましょう。
  • 殺菌剤は、初発前~初発時に予防的に使用することが最も効果的です。初発を的確にとらえた防除を心がけてください。

  • 適切な防除間隔を保ちましょう。
  • 防除間隔が長くなると、前回の防除で取逃した病原菌が増殖し蔓延してしまいます。普段から圃場を見回り、病害の発生状況に気を付けましょう。

  • 圃場から、伝染源となるような枯死葉等を早めに除去しましょう。


  • 同系統の薬剤を適用しない理由=耐性菌発現回避 TPNは世界で50年以上使用されていますが耐性菌が問題となった報告なし、耐性菌発現リスクは極めて低いと考えます。だから・・・効果が安定=計算できることも農家の常備薬として広く使われる理由の1つです。