
耐性菌発生遅延化のための対策
※農薬工業会HPより引用
防除効果が高いからといって同じ殺菌剤を連用すると耐性菌が発生しやすくなります。複数の系統でローテーションを組むようにしてください。農薬名が違っても同系統の殺菌剤があります。FRACコード表*を参照して、同系統の殺菌剤を連続散布しないようにしてください。
混合剤は異なる系統の殺菌剤を配合しているため耐性菌が発生しにくくなります。FRACコード表*を参照して、耐性菌発生リスクが低い殺菌剤も活用してください。
薬剤の効果が最大限に発揮できるように、ラベルの内容に従い登録濃度(希釈倍数)や散布水量を守って、付着ムラが生じないように散布してください。
殺菌剤は、初発前~初発時に予防的に使用することが最も効果的です。初発を的確にとらえた防除を心がけてください。
防除間隔が長くなると、前回の防除で取逃した病原菌が増殖し蔓延してしまいます。普段から圃場を見回り、病害の発生状況に気を付けましょう。
