1. 病害防除・薬剤選択の考え方
発生する病気を再確認 病害防除・薬剤選択の考え方

1.病害防除のポイント

  • 発生前・初期からの予防散布で病気の立ち上がりをたたき感染圧を上げない。
    以降も予防散布を継続。
    ・専門剤でも発病が進んだ状態での防除は難しい。そうなる前に防除スタート!

  • ダコニール1000、銅剤等で主要病害をカバーし、その網の目をすり抜けて
    発生した病害を専門剤でたたく。
    ※ ダコニール1000、銅剤等で抑えられない病気はポイントとなる時期に専門剤を散布。

  • 予防散布の際は、次に発生の見込まれる病気まで同時防除しておく。
    (発病した場合、天候などから既に感染している可能性が高いと考えられる場合は専門剤に変更。)
  • 気象条件・感染圧(菌の密度が高い等)・生育状況(展葉スピード)等に応じて散布間隔の調整、浸透移行性・浸達性のある専門剤への切り替え等を行う。
    ・散布間隔が長過ぎると、前回の防除で取逃した病原菌が増殖し、まん延してしまいます。
  • 耐病性品種も、予防散布で菌密度を抑えておくことが重要。
    ・これまでも耐病性を打破する病気が多く発生。 耐病性品種でも薬剤防除は必要です。(その病気の専門剤ではなく、その病気を含めて広く病気を予防できる剤を活用しましょう。)


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    2.防除体系の考え方

  • 基本は病気に感染させない予防=予防剤¹)
  • 感染してしまったら作物の中からたたく防除=浸透移行性・浸達性のある専門剤(治療剤)²)

    1)予防には多くの病気を同時防除でき、専門剤(治療剤)を活かすダコニール1000がピッタリ!
    2)専門剤は一般的に効果の高い病気が限られ、耐性菌対策が必要です。専門剤は多用せず切り札剤として活用しましょう。ダコニール1000との体系が効果的です。
  • 病気の発生前・発生初期からダコニール1000予防散布=感染阻止(&病気の同時防除) もし、発生(感染)してしまったら、浸透移行性・浸達性のある専門剤(治療剤)でたたく! 病気が治まったら(専門剤の継続散布ではなく)ダコニール1000による同時防除に戻ることも有効!


  • 予防散布が遅れた時、感染の不安のある時はまず専門剤(治療剤)を散布。
  • 予防散布が遅れた時、感染の不安のある時はまず専門剤を散布。 病気の発生前・発生初期のダコニール1000予防散布=感染阻止(&病気の同時防除) もし、発生(感染)してしまったら、浸透移行性・浸達性のある専門剤(治療剤)でたたく! 病気が治まったら(専門剤の継続散布ではなく)ダコニール1000による同時防除に戻ることも有効!


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    3.薬剤の選択

  • 特長を活かした薬剤を選択
    ・ラベルをよく読み、対象病害虫・使用時期・回数などを確認。
    ・殺菌剤は効果(予防/治療)、残効性、浸透移行性・浸達性の有無なども考慮。
    ・天敵への影響を考慮。(在来天敵の害虫発生抑制への関与は大きい)
    ・薬剤耐性菌にも注意。
  • 何を使ったらいいのか…で悩んだら。
  • こんな悩みを解消!・いろんな病気が発生。目先の病気の防除だけではダメ。・初発の段階では何の病気か判別しにくい…。・どの薬剤を選べばいいのかわからない。・ 省力・コスト削減が必要。

    作物は栽培環境によってさまざまな病気が発生するんだ。だけど早い時期に病気を見極めたり病気にあわせて薬剤を選ぶのは大変だわ。
    現実的な対応 毎年発生する場所を特に注意して観察。病気の初発が見つけられないなら … 病斑が見えなくても安心せず、予防&定期散布。病気の判別ができないなら … 可能性のある病気をまとめて予防。 多くの病気が発生するなら … 目先の病気だけでなく、次の病気も未然に予防。

    そしてダコニール1000高い予防効果!70種類以上の作物に登録がありおよそ180種類の病害に効くんだ!
    基幹防除剤に最適!病気の3/4はかび(糸状菌)が原因 病気の原因にはかび(糸状菌)、ウィルス、細菌等があるけど、多くはかびによるものなんだ。ダコニール1000はかびの病害に幅広く効く。だから基幹防除剤として最適なんだね!病気の3/4はかび(糸状菌)が原因
    病原菌マップ
    同時防除が可能!栽培環境やステージによっていろいろな病気が発生するので、同時防除が大事!初期の病徴を見分けるのは難しい
    早めの防除で省力・低コスト!病斑が目立ってから治療剤に頼る後追い防除では、病気を抑えきれず、かえって散布回数やコストがかかるよ。ダコニール1000で早めの防除を心がければ、しっかり病気を防除できる。これが省力・低コストにつながるんだ。ラベルを読んで上手に正しく使おう!


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