トマトの試験データ

トマトの試験データ

>病害防除の参考になるデータを抽出!FAQ方式で解説するよ※各試験データのA剤、B剤・・・の表記は、試験ごとに設定しております。試験ごとに薬剤は異なりますのでご注意ください。
病害防除のポイント

病害防除の参考になるデータを抽出!

FAQ方式で解説するよ

※各試験データのA剤、B剤・・・の表記は、試験ごとに設定しております。試験ごとに薬剤は異なりますのでご注意ください。

Q1. 予防散布の効果について教えてください。

A1. 発病前・初期から散布することで、病気の発生&拡大を抑えられるよ。


検証1 : トマト疫病の事例

検証1 : トマト疫病の事例


予防散布/散布開始タイミングの重要性 〜トマト疫病の例〜 トマト疫病に対するダコニール1000の予防効果


試験場所:㈱エス・ディー・エス バイオテック(自社試験)
作物・品種:トマト・桃太郎ゴールド(台木:Bバリア)
発生状況:多発生
初発確認日:2013年6月21日
散布方法:1000倍希釈したダコニール1000を2013年6月18日に充電背負式電動噴霧器を用いて200~250リットル/10a散布した。
調査方法:6月18, 21, 25, 28日、7月2, 5, 9日に各区12株の発病を下記の基準で調査し、発病度を算出した。
     発病度=∑(程度別発病株数×指数)÷(調査株数×5)×100
     【指数】0:発病なし 1:1株あたりの病斑面積5%未満 2:同5%以上25%未満 
     3:同25%以上50%未満 4:同50%以上75%未満 5:同75%以上

無散布区では6月21日に病気が発生したよ。ダコニール1000を散布した区では6月28日まで病気の発生はなかったんだ。 ⇒ダコニール1000は病気の発生を約7日遅らせた。 ダコニール1000を散布した区でも7月2日には 病気が発生していたよ。  ⇒この試験では6月28日頃が次の散布適期だね。  無散布区では6月21日に病気が発生したよ。ダコニール1000を散布した区では6月28日まで病気の発生はなかったんだ。 ⇒ダコニール1000は病気の発生を約7日遅らせた。 ダコニール1000を散布した区でも7月2日には 病気が発生していたよ。  ⇒この試験では6月28日頃が次の散布適期だね。
結論 ・ダコニール1000の予防散布の効果は高い。・大切なのは、病気の発生前・初期からの散布と散布のタイミングです。 結論 ・ダコニール1000の予防散布の効果は高い。・大切なのは、病気の発生前・初期からの散布と散布のタイミングです。

検証2 : トマト葉かび病の事例

検証2 : トマト葉かび病の事例


殆どの株に対して感染前の予防散布となった初発時散布区は、処理後約1ヶ月間ほぼ未発病の状態を維持。ダコニール1000を更に散布すると、初発時からのダコニール1000の4回散布区は、葉かび病をしっかり抑えました!

試験場所:㈱エス・ディー・エス バイオテック(自社試験)
作物・品種:ハウス桃太郎(台木:グリーンセーブ)
播種:2016年8月17日、定植:9月29日
散布:グラフ参照
調査:10月24日(初回処理日)、11月4日、14日、25日、12月5日、14日、22日

ダコニール1000の予防散布が省力・コスト削減の第1歩です。

CONFIDENTIAL ★ ラベルをよく読み正しくお使いください / 本資料は2023年4月末日の知見に基づいて作成しています / 作成:㈱エス・ディー・エス バイオテック



Q2. ダコニール1000の予防散布よりも 発病後に浸透移行性・浸透性のある専門剤(治療剤)を使った方が効果が高く、散布コストが安いのでは?

A2. 予防剤(保護剤)は効果が見にくく、コスパが分かり難いよね。
実は病気をまとめて予防することで、防除費用を減らすことができるんだ。


検証3 : 【トマト/疫病に対する予防効果と防除コスト】

検証3 : 【トマト/疫病に対する予防効果と防除コスト】

ダコニール1000による予防散布区は、専門剤による後追い散布区に比べ…高い防除効果を発揮。この試験では散布コストも1/2程度。+ダコニール1000は疫病の他、葉か病、すすかび病等も抑えます。試験場所 : (株)エス・ディー・エス バイオテック(自社試験)作物・品種 : トマト・桃太郎ゴールド(台木:がんばる根トリバー)初発確認:2012年6月7日ダコニール1000予防散布区:6月5・20・27日、7月3日、計4回専門剤*後追い散布区:6月20日(A剤)、27日(B剤)、7月3日(B剤)計3回※試験で用いた専門剤A剤、B剤は試験を実施した圃場のある茨城県で トマト疫病防除に慣行的に使用されている浸透移行性もしくは浸達性のある薬剤)調査 : 6月28日、7月3・12日に各区12株の発病果率を調査。ダコニール1000による予防散布区は、専門剤による後追い散布区に比べ…高い防除効果を発揮。この試験では散布コストも1/2程度。+ダコニール1000は疫病の他、葉か病、すすかび病等も抑えます。試験場所 : (株)エス・ディー・エス バイオテック(自社試験)作物・品種 : トマト・桃太郎ゴールド(台木:がんばる根トリバー)初発確認:2012年6月7日ダコニール1000予防散布区:6月5・20・27日、7月3日、計4回専門剤*後追い散布区:6月20日(A剤)、27日(B剤)、7月3日(B剤)計3回※試験で用いた専門剤A剤、B剤は試験を実施した圃場のある茨城県で トマト疫病防除に慣行的に使用されている浸透移行性もしくは浸達性のある薬剤)調査 : 6月28日、7月3・12日に各区12株の発病果率を調査。

Q3. 毎年圃場で葉かび病が問題になります。すすかび病との混発も心配。何かいい方法はありませんか?

A3. ダコニール1000なら約21日間、葉かび病の発生を予防できます。
すすかび病が混発していても、14日間はしっかり予防できるよ。

検証4【トマト/葉かび病に対する防除効果】

検証4【トマト/葉かび病に対する防除効果】

防除価

散布:平成20年10月28日(接種21日前)、11月4日(接種14日前)、11月11日(接種7日前)
接種:11月18日、5×10⁵個/ mLに調整した分生子懸濁液を噴霧
   (県内複数生産施設から分離した6菌株を使用)
調査:12月18日(菌接種30日後)
防除価:発病度から算出
試験場所:岐阜県農業技術センター    出典:関西病虫研報(53)63-65(2011)短報


検証5【トマト/すすかび病に対する防除効果】

検証5【トマト/すすかび病に対する防除効果】

防除価

散布:平成24年8月6日(1回目)、21日(2回目)
接種:8月7日、1×10⁵個/ mLに調整した分生子懸濁液を噴霧
調査:8月28日(最終散布7日後)、9月4日(最終散布14日後)
防除価:発病度から算出
試験場所:鳥取県園芸試験場  出典:鳥取県農林水産部編 新しい技術52週(2014)

予防効果と残効性に優れるのはダコニール1000!これらの試験では葉かび病では21日後、すすかび病では14日後の接種で高い効果!

Q4. ダコニール1000の散布間隔の目安を教えてください。

A4. 予防剤(保護剤)を上手に使うコツは、作物全体を満遍なく薬剤でしっかり
  覆ってあげることです。
  そのためには、
  ①作物全体を覆うように、葉裏や新芽の部分までしっかり散布する
  ②感染の危険度(圃場の菌密度、病気が発生しやすい環境&気象)
  だけでなく、作物の成長(展葉)速度等を考慮することが重要だよ。
  すすかび病が混発していても、14日間はしっかり予防できるよ。

検証6:

検証6:

トマトすすかび病に対する効果と残効性(九州病害虫防除推進協議会連絡試験)
予防効果と残効性に優れるのはダコニール1000!すすかび病では比較的若い葉ほど発生しやすい。7日間隔の散布を基本とし、植物の生長(葉の展開)に合わせて散布間隔を調整しましょう!


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