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ばれいしょの作型と病害の発生消長


散布剤としての適用病害と使用方法(ばれいしょ)
2023年3月現在
作物名 | 適用病害名 | 希釈倍数 |
使用液量 | 使用時期※ | 本剤の 使用回数 |
使用方法 | TPNを含む 農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ばれいしょ | 疫病 | 500~1000倍 | 100〜300 ℓ/10a |
7日前まで | 5回以内 | 散布 | 5回以内 |
夏疫病 | 1000倍 | ||||||
疫病、夏疫病 | 8倍 | 1.6ℓ/10a | 無人航空機 による散布 |
||||
16倍 | 3.2ℓ/10a |
作物名 | ばれいしょ | |||
---|---|---|---|---|
適用病害名 | 疫病 | 夏疫病 | 疫病、夏疫病 | |
希釈倍数 | 500~1000倍 | 1000倍 | 8倍 | 16倍 |
使用液量 | 100〜300 ℓ/10a |
1.6ℓ/10a | 3.2ℓ/10a | |
使用時期 | 7日前まで | |||
本剤の使用回数 | 5回以内 | |||
使用方法 | 散布 | 無人航空機 による散布 |
||
TPNを含む農薬の総使用回数 | 5回以内 |

●茎葉に発生する。
●落下した花や黄化した葉に白色綿毛状のかびを密生する。これに接触した茎葉が感染発病する。病斑は淡褐色になり、ネズミの糞状の黒色菌核を生じる。
●降雨後の感染が多く、多肥栽培や多湿条件で多発する。

●花、葉、茎、塊茎に発生する。
●花に感染し、表面に灰色の菌糸が発生する。それが葉上に落ちたところから病原菌が侵入し、3~4cmの病斑となる。乾燥すると裂けやすくなる。
●多湿条件で発生しやすい。窒素過多など軟弱な株に発生する。

●主に葉に発生するが、茎、塊茎にも発病する。
●葉に暗褐色の病斑を生じ、その裏面には白い霜状のかびがみられる。雨天が続くと軟化腐敗し、数日で畑一面にまん延することもある。
●15℃以上で降雨が多いと多発する。特に開花期以降に発病が増加する。

●主に葉に発生するが、茎にも発病する。
●下葉に黒褐色の病斑を生じ、同心円状の輪紋を形成する。病斑上には黒いかびをつくる。病斑の周囲は狭い退緑部がみられる。
●高温多湿時に発生しやすい。ばれいしょの生育が進むにつれ発病しやすくなる。

● 茎葉、塊茎に発生する。
●地際の小葉が暗褐色に軟化腐敗し、葉柄や主茎に進行する。茎ではずい部が侵されると軟化倒伏し、上部がしおれる。塊茎はクリーム状に腐敗し、強い腐敗臭をはなつ。
●高温多湿で発生する。貯蔵中も同条件が続くと多発する。
*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。写真原図 木曽 皓