*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。
なすの作型と病害の発生消長
散布剤としての適用病害と使用方法(なす)
散布剤としての適用病害と使用方法
2023年3月現在
作物名 | 適用病害名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の 使用回数 |
TPNを含む 農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
なす | 黒枯病、灰色かび病、 すすかび病、うどんこ病 |
1000倍 | 100〜300 ℓ/10a |
収穫前日まで | 4回以内 | 4回以内 |
作物名 | なす |
---|---|
適用病害名 | 黒枯病、灰色かび病、すすかび病、うどんこ病 |
希釈倍数 | 1000倍 |
使用液量 | 100〜300 ℓ/10a |
使用時期 | 収穫前日まで |
本剤の使用回数 | 4回以内 |
TPNを含む農薬の総使用回数 | 4回以内 |
常温煙霧剤としての適用病害と使用方法(なす)
2023年3月現在
作物名 | 適用場所 | 適用病害名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の 使用回数 |
使用方法 | TPNを含む 農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
なす | 温室、ガラス室、 ビニールハウス等 密閉できる場所 |
うどんこ病 | 33倍 | 10ℓ/10a | 収穫前日まで | 4回以内 | 常温煙霧 | 4回以内 |
作物名 | なす |
---|---|
適用場所 | 温室、ガラス室、ビニールハウス等密閉できる場所 |
適用病害名 | うどんこ病 |
希釈倍数 | 33倍 |
使用液量 | 10ℓ/10a |
使用時期 | 収穫前日まで |
本剤の使用回数 | 4回以内 |
使用方法 | 常温煙霧 |
TPNを含む農薬の総使用回数 | 4回以内 |
●主に葉に発生する。
●紫褐色~黒色の点状~円形の病斑を生じ、しだいに拡大して2~3㎝になる。病斑は淡褐色になり、中央に紫黒色の円形部分ができて輪紋状になる。病状が進むと落葉する。
●高温多湿で発生が多い。
●主に葉に発生する。
●初め、葉の裏面に白色のかびが密生した小斑点を生じ、やがて中央部から灰褐色に変わり、すすで覆われたようになる。激発すると多数の小斑点が融合し、葉面全体が灰褐色~茶褐色になる。
●多湿条件の施設栽培で発生する。
●葉、茎、果実に発生する。
●下葉に蒼白色病斑を生じ、拡大して1㎝程度の円形~不整形の褐色病斑となる。病斑内部は灰色の輪紋を生じ、多数の黒色小粒点をつくる。果実では褐色円形のくぼんだ輪紋病斑を生じ、古くなると同心円状に黒色の小粒点が生じる。
●露地栽培で発生が多い。
●主に茎に発生し枝枯れを起こすが、果実にも発生。
●茎では分岐部から水浸状の病斑を生じ、枝がしおれ、上部が枯死する。病斑上には白色綿毛状のかびを生じ、やがてネズミの糞状の菌核を生じる。
●多湿条件で発生する。特に秋から初夏の施設栽培で多い。
●主に葉に発生する。
●葉の表面に点々と白いかびを生じ、やがて全面にうどん粉をふりかけたようになる。葉裏にも白色~灰色のかびを生じ、葉が黄褐色になり、下葉から落葉する。下葉から上葉に発病が進む。
●28℃前後の低湿度条件で発生する。
●主に果実に発生するが、茎、葉、果梗も侵す。
●果実では黄褐色の斑点が拡大して、灰~暗褐色となり、灰色の胞子を大量に形成する。表面には灰色のかびを密生する。
●20℃前後の多湿条件で発生が多い。
*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。写真原図 木曽 皓