*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。
きゅうりの作型と病害の発生消長
散布剤としての適用病害と使用方法(きゅうり)
2023年3月現在
作物名 | 適用病害名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の 使用回数 |
TPNを含む 農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
きゅうり | べと病、褐斑病、 うどんこ病、炭疽病、 灰色かび病、黒星病 |
1000倍 | 100〜300 ℓ/10a |
収穫前日まで | 12回以内 | 14回以内 (土壌灌注:2回以内、 散布、常温煙霧、くん煙及びエアゾル剤の 噴射:合計12回以内) |
作物名 | きゅうり |
---|---|
適用病害名 | べと病、炭疽病、うどんこ病、炭疽病、灰色かび病、黒星病 |
希釈倍数 | 1000倍 |
使用液量 | 100〜300ℓ/10a |
使用時期 | 収穫前日まで |
本剤の使用回数 | 8回以内 |
TPNを含む農薬の総使用回数 | 10回以内 (土壌灌注:2回以内、散布及び常温煙霧及びエアゾル剤の噴射:合計8回以内) |
土壌灌注剤としての適用病害と使用方法(きゅうり)
土壌灌注剤としての適用病害と使用方法(きゅうり)
2023年3月現在
作物名 | 適用病害名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の 使用回数 |
TPNを含む 農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
きゅうり | 苗立枯病 (リゾクトニア菌) |
1000倍 | 3ℓ/㎡ | は種時又は活着後、但し、定植14日後まで | 2回以内 | 14回以内 |
作物名 | きゅうり |
---|---|
適用病害名 | 苗立枯病 (リゾクトニア菌) |
希釈倍数 | 1000倍 |
使用液量 | 3ℓ/㎡ |
使用時期 | は種時又は活着後、但し、定植14日後まで |
本剤の使用回数 | 2回以内 |
TPNを含む農薬の総使用回数 | 14回以内 (土壌灌注:2回以内、散布、常温煙霧、くん煙及びエアゾル剤の噴射:合計12回以内) |
常温煙霧剤としての適用病害と使用方法(きゅうり)
常温煙霧剤としての適用病害と使用方法(きゅうり)
2023年3月現在
作物名 | 適用場所 | 適用病害名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の 使用回数 |
使用方法 | TPNを含む 農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
きゅうり | 温室、ガラス室、 ビニールハウス等 密閉できる場所 |
べと病 | 33倍 | 10ℓ/10a | 収穫前日まで | 12回以内 | 常温煙霧 | 14回以内 (土壌灌注:2回以内、散布、 常温煙霧、くん煙及び エアゾル剤の噴射:合計12回以内) |
作物名 | きゅうり |
---|---|
適用場所 | 温室、ガラス室、 ビニールハウス等密閉できる場所 |
適用病害名 | べと病 |
希釈倍数 | 33倍 |
使用液量 | 10ℓ/10a |
使用時期 | 収穫前日まで |
本剤の使用回数 | 12回以内 |
使用方法 | 常温煙霧 |
TPNを含む農薬の総使用回数 | 14回以内 (土壌灌注:2回以内、散布、常温煙霧、くん煙及びエアゾル剤の噴射:合計12回以内) |
●葉のみに発生する。
●淡黄色の小斑点を生じ、後に葉脈に区切られた多角形で黄褐色の病斑となる。多発すると葉全体が黄褐色になり、もろくなる。
●高湿下で発生が多く、露地栽培、施設栽培とも被害が大きい。
●若い葉、茎、幼果に発生する。
●茎や幼果では紡錘形のくぼんだ暗緑色の斑点を生じ、やがてそうか状になる。病斑上に黒褐色のかびが生え、中央部よりヤニを分泌する。果実は病斑部を内側にわん曲する。
●低温多湿で被害が大きく、露地栽培、施設栽培のいずれも発生する。
●葉、茎、果実に発生する。
●葉や茎の表面にうどん粉のような白斑を生じ、多発すると葉は白色~灰色となり、枯れる。
●やや乾燥した条件で発生し、施設栽培で被害が大きい。
●葉のみに発生する。
●葉の表面には淡褐色の5~8㎜の丸い小斑点を生じ、拡大して1~3㎝の不定形灰褐色病斑になる。
●多湿下で暗色のかびを生じる。高温多湿の施設栽培で発生が多い。
●葉、茎、果実に発生する。葉では淡褐色~黄
●褐色の円形大型病斑を生じ、後に白っぽくなり、破れる。ときに同心輪紋を呈する。果実では、黄色のくぼんだ病斑を生じる。多湿下で病斑上に鮭肉色の粘質物をつくる。
●露地栽培で発生する。
●花・果実・葉に発生する。
●果実では病斑の上に灰色~淡褐色のかびを生じ、胞子を多数形成する。葉では、灰褐色の円形病斑を呈し、中央に灰色~淡褐色のかびを生じる。
●低温期に湿度が高くなる促成栽培での被害が大きい。
*使用している写真及びイラスト等の無断転載を禁止します。写真原図 木曽 皓