1. 毎年困っている
なぜ、困ったことになるのか・・その理由を再確認。そこが、対策の第一歩です。

1.発生する病気を再確認

  • 多くの異なる病気が発生します。
  • 作物の病気をタイプ別に見て、防除のポイントを理解しよう!

    タイプ❶ 多量の胞子で一気にまん延する病気

    特徴  発病すると多数の胞子を形成します。

    トマト灰色かび病やキュウリうどんこ病は、多量の胞子を飛散させるため、ハウス内の病原菌密度が高まり、被害が拡大します。 

    防除 発病初期に病気を抑えることが重要です。

    初発を確認したら、直ちに薬剤を散布し、発病が続くようであれば7日間隔で防除を続けます。

    タイプ❷ 潜伏期間の長い病気

    特徴  病斑が見えなくても、すでに病原菌は感染して作物体内に潜んでいます。

     病原菌の侵入から発病までの期間(潜伏期間)は、例えばナスすすかび病で2週間程度に及びます。

    防除 毎年の発病状況から感染時期を見越して、予防することが大切です。

    タイプ❸ 発病速度の速い病気

    特徴  気象条件や作物状態により、発病してから数日で一気に圃場全体に広がります。

    トマト疫病やバレイショ疫病は、やや低温で降雨が続くと、2~3日でまん延し、大きな被害になります。

    防除 予防が基本です。

    発生時期や気象条件等に注意し、定期散布を心がけてください。


    病害防除・薬剤選択の考え方 耐性菌発生遅延化のための対策 薬剤の耐性菌発現リスク(FRAC) 病害図鑑 初期病害図鑑/圃場確認のポイント 1作で考える病害防除(きゅうりの例)

    ダコニール1000の特徴 ダコニール1000の紹介動画 TPNの作用特性?効き方? 上手な使い方 ここまで抑える!病原菌マップ 登録内容


    2.耐性菌に注意

  • 耐性菌が発現し、防除が困難な病気もあります。例えば…
  • 他剤の薬剤耐性菌が報告されている病害の一例


  • 耐性菌はどうして発生するのかを再確認。
  • 最近薬剤の効き目が下がっているみたいなの。それは薬剤耐性菌のせいかもしれないね。
    薬剤耐性菌の発達「薬剤耐性菌って、なに?」「特定の薬剤が効かない菌のことだよ。」「どうして薬剤が効かなくなっちゃうの?」「同じ系統の薬剤を使い続けると、その薬剤に耐える菌が現れるんだ。」「薬剤が効かない菌が増えてしまうのね。」①同一種の菌でも遺伝的に感受性の異なるものがある。②同一系統の薬剤の連用で一部の耐性菌が生き残る。③連用により耐性菌が選抜され、増殖する。④その薬剤では防除できなくなる。
    ダコニール1000は耐性菌の発生事例がありません「効果が高いからといって、同じ系統の薬剤を続けて使わないこと。」「特定の薬に頼り過ぎてはいけないのね。」「そういうこと。」「ダコニール1000の有効成分TPNは、これまで全世界で50年以上使用されているけど、耐性菌は報告されてない!」「すごい!安心して使えるわ。」「だから、ダコニール1000を基幹としたローテーション防除は、薬剤耐性菌対策として有効なんだ! 発病前の予防散布を心がけることも大切。」「キュウリ褐斑病、トマト葉かび病、ナスすすかび病のように薬剤耐性菌により防除が難しい病気にもダコニール1000は、安定した効果をはっきするんだ。」「ダコニール1000は、切り札としてもバッチリだね。」

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    3.こんな点も重要

  • 圃場をしっかり確認。発生前・初期から予防散布スタート。
    1作で発生する病気とその条件・時期を事前に確認。
    発生前・初期から予防散布できるよう準備しておきましょう。

  • 耐性菌はどうして発生するのかを再確認。
  • 「天候や、例年の発病から、発生予察情報に基づいて…。病気の発生を予想したり、防ぐをまいて、病気の感染を早めにダコニール1000ことが肝心。」「心がけてね。雨の前に散布することを天気予報を見て、」「わかったわ。」「楽になるんだ。その後の防除も病気の初発を抑えると早めの防除で」「なるほど。」
  • 薬剤防除だけでなく、適正な肥培管理や耕種的防除などによる総合防除が必要です。
  • 病気が発生する3つの条件 ①病原体(かび)②病気になりやすい作物の体質 ③病気になりやすい環境「3つの条件が揃った場合に、作物は病気になるんだよ。」
    総合防除の重要性 病気が発生する3つの条件をさけるため、薬剤散布以外にもいろいろな方法を組み合わせてください。
  • 耐病性品種に頼り過ぎないことこれまでも耐病性品種を打破する病気が多く発生。
    耐病性品種でも薬剤防除は必要です。(防除が無駄にならないよう、
    その病気の専門剤ではなく、その病気を含めて広く病気を予防できる薬剤を活用しましょう。)
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